【新唐人2011年11月13日付ニュース】最近、中国の金の輸入量が激増。中国人がこぞって、金の購入に走っているためです。これについて専門家は、中国でインフレが続く中、資産価値を守るため、金が投資対象になったと指摘しました。
香港当局が11月7日に発表した資料によると、9月、香港から中国大陸に輸入された金の数量は、去年同月比で約5倍増えました。また中国が購入した金の量は、9月だけで2010年1年分の半分に当たります。
時事評論家 陳志飛さん:「大陸の民衆が金購入に走るのは中国の環境と関係します。中国のインフレが続けば、金で資産価値が保てます。リスク回避のためです」
確かに金の投資は儲かるそうです。
中国の金投資者:「2009年と2010年金は非常に儲かりました。長期的に見て、金の保有はいいと思います」
北京の金取引所の職員によると、金はこの1週間で大きく値上がったそうです。
北京の金取引所 職員:「10日は370.5元/グラム、先月は355元/グラムでした。年末に向けまだ値上がり増す。400元には届くはずです」
中国のインフレ率は現在、銀行の利息を超えています。そこで市民は資産の価値を守るために、金の購入に走っています。中国のインフレについて陳さんは、政府と銀行の不良債権を帳消しにするために利用しており、本気でインフレを解決しようとはしていないといいます。そのため、金は確かに価値保全にふさわしい投資だと述べました。
新唐人テレビがお伝えしました。
通胀高企-中国民众抢购黄金保值.html (中国語)